じんの読書ノート

まぁ、とりあえず本でも読みましょうか。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【116】木下 昌輝『天下一の軽口男』

男は笑いに生き、笑いに死んだ! 男の名は〝米沢彦八″――上方落語の始祖にして、日本初のお笑い芸人。笑いを商売に変えるために生きた、ぼんくら男の一代記!! 何故人を笑わすのか? 人は何故笑うのか? 笑いを商売に変えるため、男は血を吐く思いで立ち向かった…

【113-3】柳本 光晴『響 〜小説家になる方法〜3』

猟奇的で目が離せないヒロイン!! 響が新人賞に投稿した小説は、それを読んだ審査員の人生観を変えてゆく。 その圧倒的な才能に惚れ込んだ文芸編集者の花井は、編集部で、響とはじめて打ち合わせをする。 響のことなら、なんでも知りたい花井。 しかし天才少…

【115】青柳 碧人『浜村渚の計算ノート』

役に立たないからと、数学が義務教育から消えた。抗議する天才学者ひきいる“黒い三角定規”は、テロ活動を開始する。数学を学んだ者は組織に洗脳されているおそれが強いことが発覚し、普通の女子中学生・浜村渚が警視庁に助っ人として起用された。警察もビッ…

【113-2】柳本 光晴『響 〜小説家になる方法〜2』

出会うべき二人だけど、まだ出会えない? 15歳の鮎喰響は、 文芸誌の新人賞に自分への連絡先を伏せて小説を送りつける。 編集者の花井は、その小説を読み、この作者なら文芸に革命を起こせる、文芸の力で世界を変えられる、と確信。 名前しか手掛かりがない中…

【114】富永 裕久『図解雑学 パラドクス』

自己言及のパラドクスやアキレスとカメのパラドクスなど、古今東西のパラドクスを数多く紹介。そのうえでパラドクスへの考え方も、しっかり丁寧に解説した。(「BOOK」データベースより) パラドクスの意味は「逆理、逆説」「相互に矛盾する命題が、ともに帰…

【113-1】柳本 光晴『響 〜小説家になる方法〜1』

ギクシャクは創造の母! とある文芸編集部の新人賞宛に送りつけられた、直筆の投稿原稿。 編集部員の花井は、応募条件を満たさず、 ゴミ箱に捨てられていたその原稿を偶然見つける。 封を開けると、これまで出会ったことのない 革新的な内容の小説であった。 …

【112】北川 恵海『ちょっと今から仕事やめてくる』

ブラック企業にこき使われて心身共に衰弱した隆は、無意識に線路に飛び込もうしたところを「ヤマモト」と名乗る男に助けられた。同級生を自称する彼に心を開き、何かと助けてもらう隆だが、本物の同級生は海外滞在中ということがわかる。なぜ赤の他人をここ…