じんの読書ノート

まぁ、とりあえず本でも読みましょうか。

【108】中村 文則『教団X』

教団X

謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。(「BOOK」データベースより)

 

長い。長すぎる。ここまで長くする必要があるのか。盛り沢山。サービス精神旺盛な夏休みの宿題のように。カルト教団のオカルト作品。言いたい放題のカオス状態。

序盤の「意識よりも先に、脳が既に反応している」のくだりは興味深いところでした。この本を手にしたのも『脳が全てを決め、この私「意識」はただそれをなぞってるだけ』なのですか?主よ!