じんの読書ノート

まぁ、とりあえず本でも読みましょうか。

【18】沼田 まほかる『ユリゴコロ』

ユリゴコロ

ユリゴコロ

暗黒の欲望にとり憑かれ、さまよう魂。運命は、たったひとつの愛と出会わせた。沼田まほかるの小説は、身も心もからめとる―。おそるべき筆力で描ききった衝撃の恋愛ミステリー。(「BOOK」データベースより)

最初からすごい引力で引き寄せられます。

やはり人間には「怖いものみたさ」が備わっているのでしょうか?

それとも、もう一人の自分が顔を覗かせたのでしょうか?

読むほどに、どんどん残虐になっていく自分を発見できます。

もっと、もっと・・・。

ああ、恐ろしい。

ラストはうまくまとめましたね。

しかし、取り残された人間はどうなっちゃうんでしょうか?