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じんの読書ノート

まぁ、とりあえず本でも読みましょうか。

【86】岡田 淳『竜退治の騎士になる方法』

竜退治の騎士になる方法

竜退治の騎士になる方法

 

その人はジェラルドと名のり「おれは竜退治の騎士やねん」と関西弁でいった。どうみても日本人だった…。「夢」さえすてなければかならず奇跡はおこる。夕暮れの学校でおこったふしぎな事件。小学校上級から。(「BOOK」データベースより)

 

「うそでなければ語れない真実もある。」(p.39)
『竜退治の騎士になりたければ、あなたが用をすませてトイレから出るとき、あなたのはいたスリッパはもちろん、すべてのスリッパを、つぎにつかう人がはきやすい向きに、きちんとそろえるのです。』『トイレのスリッパそろえたら、竜退治の騎士になれるんですか。』『本気でトイレのスリッパをそろえることができれば、そのことから、自分でつぎの課題をみつけることができるでしょう。』(p.56)
「竜って、みんなのとげとげしたところとかの、いやなところとちゃうやろか!」さけんだあとで、はずかしくなった。ジェリーのつくった話に本気になってしまったからだ。けれどジェリーは感心したようにぼくを見た。「きみ、めちゃくちゃ深読みするねんなあ。」(p.65)

 なんだか深いっすねー。ジェラルドは役者であり、竜退治の騎士なのです。彼の話がすべて偽りだとしてもいいのです。竜を退治するすべての人が竜退治の騎士なのです。彼のようになりたければ、まずスリッパをそろえることから始めましょう。本気で人のために行動するのです。きっと『真実』がみえるはずです。