【50-1】天童 荒太『永遠の仔(一)再会』
西日本の最高峰、霊山・石鎚山。その頂上に登れば「神に清められ自分たちは救われる」と信じた少女・久坂優希と二人の少年は、その下山途中、同行していた優希の父親を憑かれたように殺害する。三人は秘密を抱えたまま別れ、それぞれの人生を歩んでいたが、十七年後運命に導かれたように再会を果たす…。文学界を震撼させた大傑作、文庫化!
と、裏表紙の本の紹介文に、ある意味、震撼した。
「あ、それ書いちゃうの?」って。
まぁ、とにかく三人は再会した。優希と笙一郎と粱平…。