【48】池上 彰『伝える力』
- 作者: 池上彰
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/04/19
- メディア: 新書
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仕事のさまざまな場面でコミュニケーション能力は求められる。基本であるにもかかわらず、意外と難しい。相づちを打ったり、返事をしたり、目をジッと見たり、あるいは反対に目をそらしたり…。「伝える」には、「話す」「書く」そして「聞く」能力が必須。それらによって、業績が左右されることも往々にしてある。現代のビジネスパーソンに不可欠な能力といえる「伝える力」をどうやって磨き、高めていったらよいのか。その極意を紹介する。 (「BOOK」データベースより)
池上さんの解説はなぜわかりやすいのだろう。その秘密がこの本に書いてあります。(しかも、わかりやすく)
僕らは本当は何もわかってないのかもしれませんね。何かを「伝える」にはまず自分自身がしっかりそれを理解していなければだめです。そりゃそうです。自分がわかっていなければ、聞かされてる方はもっとわかりません。ぼんやりと理解したままだと相手には伝わらないし、自分自身も相手にわかりやすく説明できません。
根本的なことを、きちんとわかりやすく説明する。それがいかに難しいことか。(p.22)
自分が知らないことを知ることが伝える力を高めるそうです。まずは謙虚に人の意見に耳を傾けなさいと池上さんはいいます。他者から謙虚に学ぶことがコミュニケーション能力の向上につながるのです。池上さんは、みるからに謙虚ですもの。